帯の紹介 その2
残暑ほんとうに厳しいですね。心よりお見舞い申し上げます。
もうすぐ9月です。
夏らしいこと 何をしたでしょうか? あんまり自分はありません、、、夏らしい食卓は思い出しますが。
さて、今日ご紹介する帯は、年中お締めいただけます。
推奨着用時期は、6月~9月(単衣・夏) ですが、袷の季節も可能なんです。
「立涌模様草木染織なごや帯」 上原美智子
あけずば織の帯です。沖縄(琉球)の古い言葉の「あけず→とんぼ、 ば→羽」で、とんぼの羽を意味する「あけずば織」は制作者 上原さんが命名され、驚くほどの軽やかさと美しい繊細な染色と手織の技法と感性を生かした帯地です。





以前、紹介した西村織物の筬と同じような斜めの筬で織り出されたこの立涌模様は、上原さんの代表的なモチーフです。
クールなデザインと包まれていくような温かみのある色です。実物はもう少しこっくりした色味です。
ぜひ、一度ご覧になり触ってみてください。
価格 税込 343,000円
2021.08.27 |
News
たまには帯の紹介を
ご無沙汰しております。
梅雨が明けた途端に、夏らしい暑い毎日です。
蝉の大合唱も もう間もなく始まります。
初夏ぐらいから、ぽつぽつ仕入れた帯を紹介していきます。
まずは、博多の西村織物さんの帯から
右上の白は、紗八寸名古屋帯 波筏(なみおさ)です。
波のように美しくうねる輝く織り柄ですが、筬とは機織の付属具です。実際に見せてもらいましたが、たて糸を打ち込むための装置が波打っているのです。だから美しいうねりが生まれています。
私は軽やかなワンピースを連想しました。帯ですが、お着物をグンと引き立てます。夏のお嬢さん、貴婦人のように。
その下は、単衣八寸名古屋帯 粗紗 透迷鈿(とうめいでん)です。
単帯といいますと、ほぼ今は通年帯と解釈してよい と番頭さんに伺いましたが、このお色は春夏向きでしょう。
やはり、濃い紫地の小千谷ちぢみに合わせてお嫁に行きました。最後は、私の一目ぼれ。 だいたいはときめいて仕入れておりますが(笑)
紗八寸名古屋帯 浮遊 2021年の新色
博多織伝統技法の一つ、もじり組織技法」を駆使し、起伏に富んだ立体感のあるテイストと、少ない力で締めやすい、
しなやかな風合いです。なんといっても、この糸の色の並び方に目が釘付けでした。
圧倒的なテキスタイル感! けっしてキモノのジャマはせずキモノ姿は格段スタイリッシュに。
例えば、コンクリートやガラスの建造物の無機質な中で埋もれない存在感かな。
と、想像をかきたてる日本の伝統工芸は未来進行形です。
先日、西村織物さんのインスタライブで紹介されていましたので、ここへの掲載許可を頂きましたので、
よろしければ是非ごらんくださいませ。
西村織物https://www.instagram.com/tv/CQhz3VRJ-fm/?utm_medium=copy_link
帯地価格は、波筬 90,750円
浮遊 96,250円 です。
2021.07.21 |
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